住宅購入サイトで、「頭金0円で購入可能」という文言を目にする時があります。住宅金融公庫（現 住宅金融支援機構）時代は、一定の自己資金が無いと住宅ローンが組めない時代もありましたが、今では、自己資金0円で購入を検討される方も増えたように思います※実際は、手付金納付のため数十万の自己資金は必要ですが…

自己資金を貯める必要が無いため、20代の若い世代でも購入できることはいいことかもしれません。ただし、自己資金が無いということは、借入金額が大きくなり返済期間及び返済利息が長く・大きくなるデメリットも考慮が必要です。さらに問題になるのは、利息を減らしたいがために借入金利を利息の低い「変動金利」にしてしまうことです。

2021年の調査で住宅ローン利用者の68％が変動金利を選択しています。0.5％台の設定にしている金融機関もあり、非常に魅力ではありますが、金利上昇リスクへの備えが必要があります。

購入される物件（新築か中古であれば築何年の物件か）や購入時の年齢等々で、選択すべき金融機関や住宅ローン商品は異なります。物件を決める前に、ご家族のライフプランから最適な、資金計画をご検討ください。