夫婦二人で住宅ローンを借りる (共有名義)
今回のテーマのような、要望も増えているように感じます。
単純に共働き夫婦が増えたこともあるでしょうが、物件価格の高騰や、「※夫婦連生団信」制度の普及もあるかもしれません。
夫婦共有名義で住宅ローンを借りる方法は大きく2つあります。
①ペアローン-同じ金融機関で夫、妻がそれぞれ1本 合計2本の住宅ローンを組む方法。メリットとしては、変動金利と固定金利を組み合わせて、一方を子供の学費がかさむ時期までに完済することなど、家族構成に応じて返済手法をカスタマイズできる点と、それぞれ単独のローンの為住宅ローン控除制度もそれぞれが利用できます。
②連帯債務(収入合算)-どちらかが、「主債務者」もう片方が「連帯債務者」になり、どちらとも同等の返済義務を負う方法。実務上は、大多数がこの形式で、「団体信用生命保険」は原則主債務者が加入。
※連生団信
前述した、連帯債務の場合で、「主債務者」が亡くなった場合、ローン残高は残り、連帯債務者に返済義務が残るカタチになります。しかし、この連生団信に加入しておけば、どちらも加入できるため上記のような心配は無くなります。 ただし、加入に際しては金利の上乗せもあるので、事前にしっかりと確認したいところです。